ずんだ餅が誕生した歴史
ずんだ餅の歴史は、戦国時代にまで遡ると言われています。
そして、その誕生には諸説あります。
仙台藩藩主伊達政宗公の供者をしていた甚太が枝豆を打って作ったのが始まりと言われ、そこから甚太餅と呼ばれるようになり、やがて訛ってずんだ餅になったと言われています。
また、一説には料理好きの伊達政宗公が合戦の時に、陣内で陣太刀の柄を使って枝豆を潰して食べたからとも言われているのです。この頃は、陣太刀餅と呼ばれていたのでが、次第にずんだ餅へと変わってきたのです。また、豆を打って作るから、豆打餅からずんだ餅になったとも言われています。
諸説あるずんだ餅ですが、その歴史に伊達政宗公が関係しているのです。
ずんだ餅の作り方について
ずんだ餅の材料は、枝豆と砂糖、塩、そして餅です。
まず、枝豆はさやのまま茹でてから、薄皮も綺麗に剥いておきます。薄皮が残っていると、歯触りが悪くなって、せっかくの美味しさも台無しになってしまうのです。
季節的に生の枝豆が難しいという時には、冷凍の枝豆を購入して、レンジで温めておきます。
そこに、砂糖と塩を加えてすり鉢で擦ります。砂糖は大さじ5杯、塩は小さじ1ぐらいがほどよいのですが、好みにあわせて調節しても大丈夫です。
これで、ずんだ餡は完成です。この時に、フードプロセッサーを使ってもできます。
餅は、事前にレンジで温めておくか、茹でるかしておいて柔らかくしておきます。そして、食べやすい大きさにちぎり、作っておいたずんだ餡と混ぜて完成です。
ずんだ餅の名店「村上屋餅店」
仙台でずんだ餅を食べたい時に、おすすめなのが、老舗の村上屋餅店です。
明治10年に創業され、餅や餡はすべて手作りというこだわりで、地元では古くから愛されている名店の1つです。
ずんだ餅は毎日手作りで、注文が入ってから餅をちぎり、餡に絡めるというこだわりようです。
使われている餅米は、宮城県産の餅米ミヤコガネで、その柔らかさと餅米本来の甘さが特徴的です。
枝豆は薄皮まで丁寧にむき、着色を一切していないため、枝豆本来の色と味を楽しむことができます。
砂糖控えめで甘味を抑えているので、さっぱりとした甘さを楽しむことができます。
仙台市青葉区北目町2-38にあり、定休日は不定休のため、確実に買いたい時には、事前に確認しておくといいでしょう。
ずんだ餅の名店「エンドー餅店」
ずんだ餅を楽しむなら、「エンドー餅店」もおすすめです。
昭和23年に創業され、上品な甘さのずんだ餡が特徴です。
店内では、昔ながらのづんだと表記されたずんだ餅は、歯触りも滑らかで、地元で絶大な人気を誇ります。
枝豆に強いこだわりをもったずんだ餅です。東北の秘伝豆と呼ばれる枝豆は、大粒で甘味も味わいも良く、香りも豊かです。
この秘伝豆を使って作られたずんだ餡はどこか香ばしさを感じさせ、枝豆本来の甘さを強調しています。
また、遠距離から来たお客様には、餅と餡を別々に包んでくれるため、帰宅した後も美味しさを損なうことはありません。
仙台市青葉区宮町4丁目7-26にあり、定休日は毎週木曜日となっていますが、催事の際には変更もあるため、確認しておくといいでしょう。
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