八ツ橋を解説!歴史、作り方、有名店を紹介!

和菓子辞典

八ツ橋の歴史を紹介

八つ橋が誕生したのは、1689年(元禄二年)のことでした。
誕生の理由には諸説ありますが、一説には筝の名手であった八橋検校を偲び、没後4年たった時に、琴の形を似せて作られたものだと言われています。

そして、聖護院の森の茶店で販売されたのが、最初だと言われています。また、違う説では伊勢物語が起源だとも言われています。
1689年(元禄二年)とちょうど時期も大体同じです。

伊勢物語の舞台に、三河の国八橋という場所があります。現在でいうところの、愛知県知立市八橋町になります。
川が、まるでクモの足のように分かれていたため、八つの橋をかけて八橋と呼んでいたそうです。

そして、この八橋をモデルにして誕生したのが、お菓子の八ッ橋だと言われています。
八ッ橋を食べる時には、どちらの説なのかを考えながら食べるのもいいのではないでしょうか。

八ツ橋の作り方について

八ッ橋を作る時には、まずは皮から作ります。ボウルに白玉粉10gと水45gを入れて混ぜます。
そこに、上新粉を30g、砂糖を25g、それとシナモンを少々入れます。そして、よく混ぜたら型に入れて蒸します。
蒸し器がない場合には、電子レンジでも大丈夫です。

生地が完成したら、小さく切って伸ばします。そして、包丁で長方形になるように切ることがポイントです。
そして、トースターで焼くと焼き八ッ橋の完成です。

また、生八ッ橋を食べたい人もいるでしょう。この時には、皮は焼かないでこしあんまたはつぶあんを入れて半分に折ると、生八ッ橋が完成します。

八ツ橋の名店「聖護院八ッ橋総本店」

八ッ橋といったら外せないのが、聖護院八ッ橋総本店です。
八ッ橋発祥の店とも呼ばれ、多くの人に親しまれています。なかでも、つぶあんが入った生八ッ橋「聖」と、こしあんが入った「神酒餅」は、人気が高い逸品です。

優しい甘さで、飽きがきません。
本店は 京都市左京区聖護院山王町6にあり、朝8時から18時まで営業しています。また、熊野店や 岩月堂清水店、稲荷店または京都市内の百貨店の多くで取り扱いされていますし、オンラインでも購入することが可能です。
京都に行った時のお土産として購入することも、家で時分で楽しむこともできます。

八ツ橋の名店「京栄堂」

いろんな八ッ橋を食べたいという人におすすめなのが、「京栄堂」です。
つぶあん入りの生八ッ橋「小町花伝」は、肉桂と抹茶の二種類があるため、それぞれの美味しさを堪能することができますし、つつみ生八ッ橋の「去来花」は、あんが入った生八ッ橋を三笠の生地で包んだもので、通常の生八ッ橋とは違う味わいを楽しむことができます。更に、平安王朝の歌人である紀友則の詠んだ歌をモチーフにして作られた春吹雪など、様々なタイプのものがあるため、自分の好みの逸品が見つかるでしょう。

京都市山科区椥辻池尻町六十一にあり、オンラインでも購入することは可能です。
京都の伝統の味を伝え続ける老舗の味を堪能してはいかがでしょうか。

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