埼玉で有名な五家宝とは?
埼玉県を代表する銘菓・五家宝。
埼玉の三大銘菓の一つとして挙げられ、関東では非常に有名な和菓子です。
お土産としていただいたことのある人もいるかもしれませんが、まだまだ他の地域の方にとっては耳馴染みのないものでしょう。
五家宝は、小さな俵の形をした和菓子です。
外側はたっぷりときな粉がまぶされているのが特徴です。
中の芯にはもち米などをあられにしたものを水飴などを用いて固めたものが入っており、その周りにはきな粉と水飴で作った皮を巻き付けられています。
このため、一口食べた時にふわっとした食感とねっとりとした味わいを楽しむことができる和菓子です。
五家宝の歴史は古かった?!
五家宝は江戸時代の頃には存在していたとされています。
文政時代(1818~1829)には、「五嘉棒」という名前で売られていましたが、その後、「五嘉宝」、「五箇宝」というように名前を変え、広まっていきました。
五家宝というネーミングには、”五穀は家の宝”という意味合いが込められています。
誕生した場所は埼玉ではなく現在の群馬県とされており、乾飯を蒸して作ったことが五家宝のはじまりと言われております。
今では一口サイズで食べやすい五家宝ですが、かつては長さ20cmもあり、また太さも5cmと、やや大きめだったようです。
その大きさから縁起物としても重宝され、幕末頃には江戸にも広まったとされています。
五家宝が買えるお店はどこ?
五家宝はお店によっても違う味を楽しめます。
・五嘉寶の加藤
さくさく食感にこだわって作られた五家宝が味わえます。青大豆きな粉を使用しているため、見た目にも他と違った五家宝を楽しめるでしょう。
・五家寶寶屋 重右エ門
ノーマルな味の他にもビターショコラや酒粕を使用した味など変わり種も扱っているお店です。
・堀内製菓
創業から120年以上の歴史を持つ「堀内製菓」。定番のきな粉味の他に、うぐいす味も取り扱いがあります。
・埼玉製菓
五家宝一筋を掲げる「埼玉製菓」。全国菓子博覧会でも金賞を受賞した五家宝をいただくことができます。
・たねに
店内から作業する姿も観ることができる「たねに」。季節限定の五家宝もあり、一年を通して様々なテイストを楽しむことができます。
この5店舗以外にも有名なお店はたくさんあります。
あなたの好みに合った五家宝を探してみてはいかがでしょうか。
五家宝は自分でも作れる?作り方を教えて!
お店で食べるのも美味しいけれど、自分で作れたら嬉しいですよね。
ここではなんちゃって五家宝の作り方をお伝えします♪
使用するのは、
きな粉 2/3カップ
はちみつ 60cc
ひなあられ 適量
です。
まず、はちみつは湯せんで温めておきます。
温めたはちみつはきな粉を入れてよく混ぜます。
しっかりと混ざったら、半分に分けておきます。
ラップを広げた上にきな粉(分量外)をだし、先ほど半分に分けた一方を広げます。
その上に、ひなあられをお好みで乗せ、残ったはちみつときな粉を混ぜたものを上から掛けます。
そして、ラップの両端を持って二つに折り、くるんと棒状にくるみます。
適度なサイズにカットして、きな粉(分量外)をたっぷりとかければ完成です。
なんちゃって五家宝ですが、これはこれで美味しいので、ぜひ試してみてくださいね。
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